代表ご挨拶


学園長  浅葉 孝己

当校は、現在、神奈川県内30数か所で軽度の発達障がい児の放課後等デイサービスを開所し今では学習療育・コグトレ療育・野外活動療育・創作活動療育の4つの柱を中心に日々多くの方にご利用いただいております。中でも小学生のときからご参加頂いている生徒が多く中学卒業のとき、今後どのような進路がよいか悩む方が多くおられました。ほとんどの方は、特別支援学校の高等部や分教室の高等部に進学されました。現在、その子たちが順番に18歳をむかえ、支援学校高等部と同時に当通所を卒業していきます。当校は、学習面では漢字検定、算数検定に力をいれており、支援学校の高等部の生徒の中で毎年漢検準2級合格者まで出してきました。ほとんどの方たちがやっと世の中のことがわかってきたのに勉強を途中で終えるのは残念だ。もっと勉強したかった。などの声が多く寄せられてくる中でこの度、自由・自主・自立をスローガンに2年の自立訓練の大成 カナワビ カレッジを設立することになりました。

特別支援学校高等部の卒業生たち分教室の卒業生は、卒業後の就労で自分の希望する就職先に決まらないで、一般の就労移行支援事業所や作業所にいく子も多いようです。もっと様々なことを勉強したかった、もう少し教養を身に付けてから社会に出たかったなどの希望を多く持っている子もいます。カレッジというアカデミックな場所で、多くの仲間や友人をつくり、様々な体験をして大人になり、社会人になっていけます。その機会を彼らに持ってもらうため、大成 カナワビ カレッジでは2~4年間(自立訓練2年就労移行2年)の間に様々な体験をしてもらうメニューを用意しています。コミュニケーション力のアップやビジネススキルの向上はもとより、自立した一人の社会性のある大人となれるよう生活習慣を身に付けるメニューも含めてあります。希望者には高校卒業程度認定試験(高認)を広域通信制高校の科目履修をしながら、免除科目方式で挑戦したり、ビジネスマナーやパソコンの技能も身に付け、希望者には通信制の短期大学(産能大学近畿大学)の資格を取るのも可能な目標の1つにしています。また、昨今、注目を浴びている公務員の障害者水増し雇用への対応として、後々2・3%の行政の雇用に対処できる、公務員試験への挑戦コースも考えています。事務職希望者が多いので、パソコン初心者の方は、在学中から放課後デイサービスにご参加いただき、将来にも備えていきましょう。国県主催の特別支援学校早期訓練コース3月生は次年度より参加いただきます。また、療育手帳をお持ちの方や発達障がいを含め、各種障がいで苦しむ全日制高校の生徒や中でもクリエイテイブ校、インクルーシブ校の生徒、定時制高校や通信制高校の生徒にも利用いただけるよう説明していきたいと思います。

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